自賠責保険による後遺障害の等級認定は、医師が実際に交通事故被害者と面談した上で判断するものではなく、徹底した書面審査です。
そのため、適切な後遺障害の等級を獲得するためには、事故から症状固定までの通院状況、治療の一貫性、適切な他覚所見の確保、診断書や後遺障害診断書の記載内容等、気をつけなければならない点が多数あります。
当事務所は、事故直後からの通院治療状況の確認から治療の受け方、後遺障害診断書を記載してもらう医師に対する働きかけ、自賠責保険に提出する前の後遺障害診断書の内容の事前チェックに至るまで、適正な後遺障害の等級を獲得できるよう万全の体制で挑みます。交通事故に精通していない弁護士に依頼した場合、これらのチェックを怠り、本来獲得できたであろう適正な後遺障害等級を獲得できない可能性も否定できません。
また、後遺障害の等級認定がなされた後も、その等級認定が適正か否かにつき検討します。適正な等級ではないと判断される場合は、自賠責保険に対して異議申立手続を行い、より高い後遺障害の等級を獲得するよう努めます。場合によっては、弁護士が自ら病院に出向いて直接医師と面談を行ない、自賠責保険に提出するための医師の意見書の作成を依頼します。当事務所の弁護士は、異議申立を行う際、医師から意見書を取り付けて自賠責保険に提出することで、12級の認定を覆して11級を獲得するなど、豊富な実績があります。
後遺障害の等級申請時の注意点
